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EPISODE
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ジャスパー・モリソンからの刺激 |
このテーブルのアイディアの発想は3年程前、2004年頃にさかのぼる。ある輸入家具会社に提案して試作を完成させたのだが,最後の段階で中止になったのである。理由はアルミニュームの鋳物の肌が安定しない.その様子は面白いのだが表面が均一でないから客に受け入れられないというのである。その時のテーブルのサイズは1000×2000という大きなものでアルミニューム鋳造のテーブルトップの裏に仕組まれたジョイント部に脚となるパイプがねじ込んだ魅力的でシンプルな試作体であった。中止になってその試作体をスタジオに置いていたのだが、或る日、ジャスパー・モリソンがアトリエを訪れて興味をもってそれに近づき真剣に見ている。僕の経過の説明を聞いてかれは簡単にこう言ったのである。「黒川さん、この表面が問題ならペイントすればいいじゃない」と。眼から鱗だった。僕はこのアルミキャストの表面が気に入っていて製品化を試みたのに彼はペンキを塗れと言う。その瞬間、このMETAは始まったのである。ジャスパーのこの発言がMETAを生み出したのである。
<カッシーナジャパンのための試作体>
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