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PHILOSOPHY
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神と悪魔の共存 |
プラチナを見て何を思い出すか?プラチナに付いてのコメントを求められて色々考えたことがある。丁度ハワイのカパルアにいてその原稿を構想していたのだが,海に毎日沈む夕日の光はゴールドであってプラチナじゃない。ある時、黒い雲が覆う暗い海の、その切れ目から射す白い一条の光を見つけた。その時,僕はそこにプラチナの光と神々しい神のイメージを発見していた。
日頃からゴムを扱いながら黒い艶消しのゴムは写真撮影が困難であることを体験していた。撮影とは被写体から反射してくる光をフィルムに捉えることなのだが黒い艶消しのゴムはまるでブラックホールのように光を吸収して反射しない。だから写真に写らないのである。それを知っていた僕はゴムという素材になにか悪魔のようなものを感じていたのである。
P+Gは神の素材と悪魔の素材の共存なのだと思い始めた。プラチナはそれほどに輝きが神のそれに似ているし貴重な素材である。そしてゴムは油まみれになって工場の機械の耐震材や車輪のタイヤとして使われている。この汚れたイメージは地獄に近い。二つの素材の共存はまるで人間世界の歓びと苦渋に似ていると思った。
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